うちの愛猫・まめは、娘の家族のところで暮らしています。
① ベッドの下には潜るのに、中には入らない子でした
まめは、いろいろなところで眠ります。
椅子の上。毛布の入った段ボール箱の中。押入れのような、暗いところ。
孫二人の部屋では、ベッドの下にも、よく潜ります。
でも、ベッドの中には、入ってきませんでした。
まめは、抱っこが苦手です。膝にも乗りません。
まめから見た私は、家族というより「遠い親戚のおじさん」くらいの距離のようです。その話は、前にこちらに書きました。

抱っこも膝もいやがる、そのまめが、ある夜、自分からベッドの中に入ってきたのです。
② 9か月目の夜
娘の家に来て、9か月目のことでした。
上の孫が寝ていると、まめがそーっとベッドに上がってきて、そばで丸くなったのだそうです。
上の孫は、妻にこう話したそうです。
「まめちゃんが、きてくれた!」
私は、それを妻から聞きました。
聞いたとき、少し驚きました。
そして、これは歌にしたい、と思いました。
③ 歌のなかの、事実と想像
この歌は、8月の終わりに作りました。
歌を作るAIの古い歌声が消える前に、あわてて4曲作った話を、前に書きました。そのうちの1曲です。

動画にしたのは、9月の終わりです。ひと月近く、空きました。
私の記憶が、あやふやだったからです。
まめは、本当にじっとしていたのか。孫は、どうしていたのか。
もう少し確かめてから作ろう、と思っていました。
私は、事実がなるべく分かったうえで、作りたいのです。
それでも、確かめきれなかったところがあります。
歌詞のほとんどは、事実です。
ベッドの下によく潜ること。抱っこされると「にゃ〜〜」と鳴くこと。ドアの音にピクンと起きて、伸びもせずに玄関へダッシュすること。
「おねえちゃんは うごけない/うれしくて うれしくて」のところは、私の想像です。
孫がその夜どうしていたのかは、聞いていません。
最後の「こんどは だれの ベッドかな?/みんなが たのしみに まっている」は、理想です。
そうなったらいいな、という私の願いです。
それから、動画の最後の10秒は、本物のまめです。
絵で描いた歌の最後を、本物で締める。これはAIの提案でした。とても気に入りました。
④ 妻の「また新しいの出した?」
動画は、明け方に公開しました。
その少しあとに会った妻が、こう言いました。
「また新しいの出した?……違うか。」
私は「あっ、あれね!そう、新しいの」と、少しとぼけて返しました。
照れ隠しです。誰にも観られないような作品を、真剣に作っていることへの。
……と言いつつ、そんなふうに真剣に作る自分も、嫌ではありません。
上の孫には、その日の夕方に会いました。
何も言いませんでした。
でも、TikTokに「いいね」がついていたので、見てくれたのだと思います。
見て、どう思ったのかは、分かりません。
自分のことだと、気づいてくれていればいいのですが。
⑤ この話を知って、思ったこと
この話を知ったとき、私は、嬉しかった。
理由は、二つです。
まめが、今、幸せでいるのだろう、ということ。
上の孫も、下の孫も、家族みんなが、まめに優しいこと。
ベッドの下から、なかまで。
まめには、9か月かかりました。


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