出会えた奇跡を、AIで歌にしてみました

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なぜ作ったのか — 一匹の子猫との出会い

すべての始まりは、一匹の子猫でした。

蒸し暑い、夏の明け方のことでした。生後1ヶ月ほどの、目もほとんど見えていない子猫が、ノミだらけで弱りきった姿で、私の前に現れました。その子は、見えない目で必死に私を見上げて「ミャーミャー」と鳴き続けていました。今でも思い出すと胸が苦しくなります。あれは「助けて、助けて」と鳴いていたのだと思います。

あのとき、私は本当に「迷惑だ」と思っていました。助けようとはしませんでした。

段ボールの箱を用意したり、布を敷いたりはしました。でもそれは、優しさからではありません。その子を拾ってきてくれた人の手前、「冷たい人間だ」と思われたくなかった。ただそれだけでした。

あのとき助けようとしなかったこと。「このままだと死んでしまうかもしれない」と思いながら、見て見ぬふりをしようとしたこと。その後悔の念は、今でも私の心から消えません。

その子を救ってくれたのは、妻でした。出勤してきた妻が、外の箱に気づいて「あれ、何?」と聞くので、「子猫」と答えると、妻はすぐに言ったのです。「中に入れていい?」と。

迷うそぶりもなく、まっさきに助けようとする妻のその一言で、私の心は救われました。

そうして我が家にやってきたのが、愛猫「まめ」です。出会った頃はわずか300グラム。今では立派に育ちました。この子に、私は「命の尊さ」を教えてもらった気がしています。

——この出会いを、いつか何かの形に残したい。悲しい話だけれど、本当は明るくて楽しい歌にできたらいいな。それが、私がAIで音楽と動画を作り始めたきっかけです。

何を作ったのか

私が作ったのは、まめをモデルにしたオリジナルの歌と、YouTube動画です。

最初の1曲が「まめのうた 〜出会えた奇跡〜」。まめとの出会いを、そのまま歌にしました。

そこから少しずつ増えて、今ではYouTubeに6本の動画を公開しています。

・まめのうた 〜出会えた奇跡〜(出会いの物語の歌)
・AIまめ三兄弟(「教える・調べる・癒す」3匹のキャラクターソング)
・まめのふしぎな夢のぼうけん
・まめ三兄弟の夏まつり
・まめと七夕 〜ねがいごと〜
・まめのうた 〜癒しBGMメドレー〜(28分の作業用・睡眠用BGM)

絵も描けない、楽譜も読めない、動画編集もしたことがない私が、です。

 どうやって作ったのか — 全部、AIと二人三脚

「音楽を作る」と聞くと、難しそうに感じるかもしれません。でも、私がやったことはとてもシンプルです。

・歌は、AIの作曲サービスに「こんな歌詞で、こんな雰囲気で」とお願いするだけ。歌詞を入れると、メロディも歌声もついた曲が数十秒で出来上がります。
・動画は、AIで作ったイラストや、まめの実際の写真を、無料の編集ソフトで並べて、文字を乗せただけ。
・キャラクター(まめ三兄弟)の絵も、AIに「こんな猫を描いて」とお願いして作りました。

専門知識はいりませんでした。うまくいかないときは、AIに何度も「ここがうまくいかない」と相談しながら、一緒に直していきました。一人で作ったというより、AIと二人三脚で作った、という感覚です。

正直に言うと、再生数はまだ伸びていません

6本も作ったのに、再生数も登録者も、まだまだ少ないのが現実です。見てくれているのは、たぶん家族くらいだと思います。

「こんなに頑張って作ったのに」と、正直、少しは気になります。

でも、不思議と落ち込んではいません。そもそも私がこれを始めたのは、数字のためではなかったからです。まめとの出会いを形にしたかった。作ること自体が楽しかった。その気持ちは、最初から今まで、ずっと変わっていません。

再生数は、これからゆっくり育てばいい。まめが300グラムから大きくなったように。

それでも、作ってよかった

絵も音楽も動画も、何ひとつできなかった私が、AIのおかげで、6本もの作品を世に出すことができました。

しかも、その一つひとつに、まめとの思い出が詰まっています。あの夏の明け方の出会いがなければ、何も始まりませんでした。まめが「命の尊さ」を、そして「作る楽しさ」を、私に教えてくれたのだと思います。

もし、あなたにも「形にしたい思い出」や「大切な存在」があるなら、AIを使えば、きっと何かを作れます。歌でも、動画でも、絵でも。専門知識はいりません。

ふつうの人でも、ここまで作れる。私自身が、その証拠です。

そういえば——あの明け方、まめを拾ってきてくれた男の人は、いつからか、ぱったり来なくなりました。私は今でも、ひそかにこう思っています。どうしても生きたかったあの子が、あの人の姿を借りて、生きようとしていたのではないか、と。

——まめ、ありがとう。

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