① はじめに
今日は、AIで作ったものの話ではありません。
妻と、まめと、小さなアパートの話です。
(AIの話は、最後に少しだけ出てきます。)
まめとの出会いは、前にこちらの記事に書きました。
https://junichiconsul.com/?p=57
今日の話は、その続きのようなものです。
② 妻の「ゆっくりできるところがほしい」
私と妻は、同じ職場で働いています。時間帯は、別々です。
私は、職場の近くに部屋を借りて、そこから通っています。
でも妻は、そうはいきませんでした。
昼間は、車で40〜50分かかる実家へ。高齢の父親の世話があったからです。
夜は、私の部屋で休む。そんな、行ったり来たりの生活でした。
孫も生まれて、妻はますます忙しくなりました。
どこにいても、何かの役目があります。
ゆっくりできる場所だけが、なかったのです。
5〜6年前だったでしょうか。妻が言うようになりました。
「ゆっくりできるところがほしい!」
実家までの帰り道の途中に、「アジト」のようなアパートを欲しがったのです。
私は「そうだね」と返事をしました。でも、内心では反対でした。
実家もある。私の実家もある。娘の家も、私の部屋もある。休むところは、いくらでもあるでしょ!と。
それに私は、「お金は使ってはいけないのだ!」で生きてきた人間です。
https://junichiconsul.com/?p=92
その頃の私が、どんなだったか。こんな話があります。
節約のために、妻のスマホを格安SIMに変えようとしたときのことです。
手続きが、なかなかうまくいきません。私は、だんだんイライラしてきました。
その私に、妻が泣きそうな顔で言ったのです。
「もういいんじゃない?純ちゃんがイライラしているのが嫌だよ!」
妻は、節約に反対していたのではありません。イライラしている私が、嫌だったのです。
それなのに当時の私は、うるさいなぁ、くらいにしか思えていませんでした。
そんな夫ですから、妻はアパートのことを、強くは言えません。
本当にたまに、遠慮気味に言うだけでした。
だから私は、先延ばしにしました。先延ばしに、先延ばしに、ずっと。
③ まめが来て、話が動きました
ところが、です。
まめが来たのです。
去年の夏の明け方に、小さな子猫を保護しました。それが、まめです。
すくすく大きくなって、ちゃんと過ごせる場所が必要になりました。
そうなったら、あれだけ先延ばしにしていた私が、アパート探しも、契約のことも、妻と一緒に動いていました。
正直に言うと、「もう諦めた」という気持ちも半分ありました。その頃でもまだ、「お金がもったいない」と思っていたのです。
……最低ですね、私は😅
妻が何年言っても動かなかった夫を、子猫が一匹、あっさり動かしました。
そうして去年の秋、妻のアパートを借りました。
まめはその後、娘の家族が引き取ってくれたので、アパートには住んでいません。ときどき、遊びに来ます。
まめのために借りたはずのアパートは、そのまま、妻が何年も欲しがっていた「ゆっくりできるところ」になりました。
④ 孫たちの遊び場になりました
上の子が中学に上がるまでの、いつもの土曜日の話をします。
孫たち二人が、アパートにお泊まりに来ます。
妻と、迎えに行きます。
まめも、いっしょにお泊まりです。
仕事明けの私は、お酒を飲みながら、みんなとご飯を食べます。眠くなります。
歯磨きをして寝ようとすると、「一回だけ!一回だけ!」と、トランプを出してくるのです。
仕方なくやります。でも、だんだん熱くなってきます。真剣にやってしまうのです。眠気が覚めてしまうくらい🤣
そのあと、妻の鶴の一声で、私はやっと寝られます。
でも、ほんの2〜3時間で起こされます。次はゲームセンターです。
UFOキャッチャー、マリオカート、メダル遊び。
メダルが無限に出てきて、本当に嫌になったときもありました😱 子供たちは、楽しそうでした😇
帰りは、スーパーで夕飯の買い出しです。出来上がったものを買う日もあれば、すき焼きや焼肉の日もあります。
妻は、色々考えてくれます。優しい婆ちゃんです。
夜まで、こんな調子です。
正直、疲れます。
でも、「純ちゃん!純ちゃん!」と相手にしてくれるのは、今だけです。
この「今」をありがたく思って、遊んでもらっています。
⑤ まめと、二人の話
保護したばかりの頃のまめは、ノミの糞で、ひどく汚れていました。目も、普通の状態ではありませんでした。

中には、思わず遠ざけたくなる人も、いるかもしれない姿です。
それでも二人は、初めて会ったとき、「可愛い!」と喜んでくれたそうです。
気持ちの優しい子たちなのです。
(……これは、ちょっとした自慢です🤭)
⑥ 「借りてよかったね!」
最初は、あんなに反対していたアパートです。
それが今は、私もそこで、家族と過ごす時間をもらっています。
不思議でもあり、申し訳なくもあり、少し情けない気持ちもあるのです😿
仕事上がりに、妻の運転で食事に行ったり、私の母のところへ行ったりします。
私はたいてい、ハイボールを飲んでいます🤭
そういうときは、孫たちの話や、まめの話をしています。
アパートの話も、出ます。
妻が、ふと言うのです。
「借りてよかったね!」
私も、同じ気持ちです。
⑦ うちのまめは、招き猫なのかもしれません
まめを飼うと決めた頃、妻がこう言っていました。
「招き猫って言葉があるじゃん、まめはそうなんじゃないかなぁ?」
映画『もののけ姫』に、山犬に育てられたサンという女の子が出てきます。
私は妻に、言ったことがあります。
山犬に心を奪われたサンならぬ、「迷い猫に心を奪われた老婆」だね、と🤭
妻は、まめのことばかりなのです。私は、それが嬉しいのです。
考えてみると、まめが来てから生まれたものが、たくさんあります。
妻の「ゆっくりできるところ」。孫たちの遊び場。家族の集まる時間。
それから——AIで作ってきた歌も、動画も、このブログも。ぜんぶ、まめが来てから始まりました。
本当に、福を招いてくれている気がするのです。
先延ばしにして、良かったことは、ひとつもありませんでした。
もし家族が、遠慮気味に何かを欲しがっていたら。今度は先延ばしにしないで、ちゃんと聞こうと思います。


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