介護の初期に、ケアマネさんへ渡す紙をAIに作ってもらいました

① はじめに

母の物忘れが気になり始めた、今年の夏の話です。

母のことで最初に相談したのは、地域包括支援センターでした。「まずは一歩先に進もう」という気持ちでした。こういう相談の窓口があることは、心の恩師の配信で知りました。

その頃の私は、母の介護の事では、主体的にやっていたのですが、まだまだ未熟でした。相談に行く日が決まったとき、AIが「面談の前に、質問メモを一緒に作ることもできますよ」と言ってくれました。それが、始まりです。その面談では、メモを見ながら話しました。

この記事に書くのは、そのあとに始まった、ケアマネジャーさん(ケアマネさん)との面談に持っていく紙を、AIに作ってもらった手順です。紙は、A4で3枚でした。

② 毎日、その日のことをAIに話しています

土台になっているのは、毎日の記録です。

8月から、母の様子を、毎日AIに話しています。AIの方から「今日の記録、ありますか?」と聞いてくれます。母が言ったこと、薬のこと、できていたこと。私が話した言葉のまま、残してもらっています。

この記録のことは、前にこちらに書きました。

母の物忘れに、いちばん遅く気づいたのは、私でした
母は、車で30〜40分のところで、犬のたまと暮らしています。70代です。今年の夏から、ほとんど毎日、母のところに通っています。……と書くと、親孝行な息子に聞こえてしまいそうです。でも、ほんの半年前まで、私は実家にほとんど行っていませんでした…

面談の前には、この記録をもとに、紙を作ってもらいます。

③ 面談の日にちを伝えると、AIが紙を作ってくれます

地域包括支援センターの面談のあと、ケアマネさんを紹介してもらいました。

ケアマネさんとの面談に持っていく紙は、AIが作る。そう決めたとき、私がお願いしたのは、これだけです。

「相手がわかり易く、何より母が良い方向に進める様に」

ケアマネさんが実家に来てくれる日が決まったら、AIに日にちを伝えます。すると、紙を作ってくれます。

出来上がった紙は、こんな並びでした。

・いちばん相談したいこと
・最近の様子(日付つき)
・聞きたいこと(チェック欄つき)
・周りの支え
・残っている力
・接し方でうまくいっていること
・家族の気持ち
・持ち物
・メモ欄

日付は、AIが記録から拾ってくれます。

紙のいちばん上には、AIが注意書きを入れてくれました。母が同席するときは先に紙を渡し、「最近の様子」は母の前で読み上げないでください、という一文です。

④ 出来上がった紙を読んで、直します

出来上がった紙は、自分で読んで、直します。

面談の日の朝、4か所を直しました。目薬のこと。本当は、3種類とも残っていました。母が泣いた理由も、少し違っていました。

直す作業は、大変ではありませんでした。母の毎日の様子が、ある程度わかっていたから、気づけたのだと思います。

作ってもらった紙を読み返すと、驚きます。私が毎日話したことが、「相談したいこと」の形にまとまっているのです。

たとえば、目薬です。何時間おきに、何回さすのか。目薬が両目になって、大変になったこと。それなら、ヘルパーさんに手伝ってもらえないか。そこまで書いてありました。まるで、AIが母のことを心配してくれているような書き方です。

私の言葉をもとに作ってくれたのは、分かります。それでも、私には作れない紙でした。

⑤ 面談で、最初に渡しました

面談の日、紙は最初に渡しました。

「私は日記をつけていて、それをAIにまとめてもらいました。少しオーバーなところもありますけど。」

そう言うと、ケアマネさんは「すごいですね!」と、ボソリ。紙を渡すと、その場で、ざっと目を通してくれました。少しして、「後でしっかり読ませてもらいます」と言ってくれました。

(今読み返すと、オーバーなところは、ありませんでした。紙が、私にはレベルが高くて、そう言ってしまったのだと思います。)

母の前で読み上げることは、ありませんでした。

面談は1時間くらいで、だいたいまとまりました。次は、ケアマネさんが「ヘルパーさんやデイサービスをどれくらい使うか」の提案を持って来てくれることになりました。

⑥ 出番のなかった紙も、あります

同じやり方で、ほかにも紙を作ってもらいました。でも、渡せなかった紙のほうが多いのです。

2回目の面談の前にも、紙を作り直してもらいました。その日は、出さずに済みました。前回の紙で提案が出ていて、話だけで足りたからです。せっかく作ってもらったのに。AIに、申し訳ないと思いました。

眼科にも、診察で聞くことの紙を作ってもらいました。母は8月に片方の目の手術をしていて、もう片方の目のことを聞くための紙でした。その時は、診察の流れで出すタイミングがなく、渡せませんでした。

渡せなかった紙ですが、見返すことで、自分の役割を再認識できました。自分には役割がある。そう思います。

「おくすりの表」も、作ってもらいました。母には難しいかな、と思い、使っていません。(もう少し簡潔で、見た目でわかる表を、頼もうと思っています。)

脳の病院の先生に渡す紙も、作ってあります。こちらは、次の受診で渡すつもりです。

⑦ 私がしたこと/AIがしたこと

私がしたこと
・毎日、母の様子をAIに話す
・面談の日にちを伝える
・出来上がった紙を読んで、直す
・印刷して、持っていく
・面談で渡す(渡さずに済んだ日も、あります)

AIがしたこと
・「今日の記録、ありますか?」と聞く
・記録から、日付つきで出来事を拾う
・相談したいこと、聞きたいことの形に並べる
・印刷できる形(A4)にする

⑧ おわりに

最初の面談のときは、紙があることが、心強かったのです。あまり不安ではない。聞くことも、心配にならない。忘れることなく、ポケットにある。そういう感じでした。

驚いたのは、AIが、全部を記録してくれることです。母の言葉も、薬のことも、日付も、です。

慣れてしまったからか、今は、心強いとも、驚きとも、思わなくなってしまいました。それでも、私が話しておけば、残っています。

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