なぜ作ったのか
孫が、勉強を嫌がっていました。
「めんどくさい、めんどくさい」が口ぐせで、机に向かうのもひと苦労。
そんな姿を見て、私はずっと思っていました。
――どうにかして、楽しく勉強してくれないかな、と。
離れて暮らすぶん、何かしてあげたい。
その気持ちだけは、人一倍ありました。
そこで思いついたんです。
「楽しく勉強できるアプリを、自分で作ってみよう」――と。
作ったのは、問題を解くとポイントが貯まる学習アプリ

作ったのは、「魔法ノート」という名前の学習アプリです。
しくみは、とてもシンプル。
私が問題を用意して、孫がそれを解く。正解すると、ポイントが貯まっていく――たったこれだけです。
ゲームみたいに「ポイントが貯まる」と、子どもはやる気になってくれるかな、と考えました。

中身は、算数(足し算・引き算・掛け算・割り算)が中心。
それに「お金の勉強」も入れました。二択・○×・答えを書く、の3パターンです。
二人の孫のために、それぞれ専用のページも用意しました。

……と、ここまで聞くと「いいアプリができたな」と思いますよね。
でも、正直に言います。孫たちは、ほとんど使ってくれませんでした。
なぜうまくいかなかったのか。その話を、次にさせてください。
エンジニアでもない私が、どうやって作ったのか
「アプリを作る」なんて言うと、難しそうに聞こえますよね。
私もそう思っていました。プログラミングなんて、まったくの素人です。
でも、今はAIに相談しながら作れる時代なんです。
やったことは、とてもシンプルでした。
AIに「孫が楽しく勉強できる、ポイントが貯まるアプリを作りたい」と、ふつうの言葉で相談しただけ。
すると、AIが少しずつ形にしてくれる。「ここをこう直したい」と言えば、また直してくれる。
その繰り返しで、気づいたら本当に動くアプリができていました。
専門的な裏側(パスワードのしくみや、データの保存先など)も全部AIにおまかせ。
私がやったのは、「どんなアプリにしたいか」を考えることと、出してあげる問題を用意することだけでした。
正直に言います。あまり使われませんでした
はりきって作った魔法ノートですが、孫たちはあまり開いてくれませんでした。
どうしてだろう、と考えてみて、ハッと気づいたんです。
私は、孫を小さな子ども扱いしていたんですね。
上の孫は中学1年生。下の孫は小学4年生。
なのに私が出していた問題は、もっと小さい子向けの、やさしい計算ばかり。
中学生からすれば「簡単すぎるし、ちょっと子どもっぽい」。それじゃあ、開く気にならないのも当然です。
しかも今の子は、スマホもゲームも持っています。
その中で「勉強アプリ」を選んでもらうのは、想像以上に高いハードルでした。
良かれと思って作ったものが、相手には響かない。
作ってみて、初めて分かったことでした。
それでも、作ってよかった
孫にはあまり使われなかった魔法ノート。
でも私は、作ってよかったと思っています。
だって、プログラミングなんてやったことのない、ふつうの私が、
AIに相談しながら、本当に動く学習アプリを作れてしまったんです。
しかも、孫一人ひとり専用のページまで。少し前なら、考えられなかったことです。
うまくいかなかったのも、大きな収穫でした。
「相手が本当に喜ぶものは何か」を、作ってみて初めて教えてもらえたからです。
次は、孫たちに「どんなものなら使いたい?」と聞くところから始めようと思っています。
「自分には無理」と思っている方へ。
今は、AIに話しかけるだけで、こんなものまで作れる時代です。
ふつうの人が、ここまでできる。
よかったら、あなたも何か一つ、作ってみませんか。

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